待ち人









 それは、そろそろ聖域にも冬の訪れが告げられる季節のこと。

 一年を通して雨の少ない聖域は、その日も晴れやかな青空が広がっていた。ミロは自宮の外に出て、その空を見上げた。・・・高い空に、初冬の到来が知れる。
 真夏の星座・蠍を守護とし酷い寒がりのミロだが、冬がキライな訳では決してない。どの季節もギリシャは美しいと思えたし、それに何より、寒くなってくると暑さの苦手な友人が、極北の地から聖域に戻ってくるのだ。
 カミュは元々フランス出身だが、聖戦が終わった今現在、シベリアと十二宮に住居を持っている。暑い季節には多くをシベリアで、寒い季節にはギリシャで過ごすのがここ最近の慣例になっている。
 勿論、数ヶ月の間自宮をまったくの留守にする訳にはいかないから、真夏の時期でも時折は聖域に顔を出す。ミロとしては真夏にカミュが傍にいると大変涼しいので有り難いのだが、しかし暑さ嫌いのカミュは、夏の間中大抵恐ろしく不機嫌で、その様子と言ったら長いつきあいのミロですら苦笑する程だ。一方冬に帰ってきた時は、ギリシャの冬は生暖かいと文句をつけつつそれでも夏より格段に機嫌が良い。
 夏の間友人とろくろく顔を合わさず過ごすのは、ミロとしてはやはり少し寂しい。元々一人でいるよりは他者と関わっているのを好む性格なのに、十二宮は人影もまばらで物足りない。肌寒さが感じられるようになってくると益々人恋しさも増して、毎日一度は、今年はいつ頃戻ってくるのかな、早く帰って来ないかな、と考える。
 今もまたそんな思いで、青い空を背に眼下に広がる聖域をぼんやりと眺めていたら、ふと視界の隅に白い小さな影が横切った。おや、と思って目をやると、細身の白猫が天秤宮の方からこちらに向かって、身軽に石段を昇ってくるところだった。乙女座・シャカが飼っている、マヤという名の雌猫である。
 マヤは大層頭の良い猫だった。正確に人物を見分けるし、一度見たこと、経験したことは忘れず、のみならず人語まで解している節すらある。そしてマヤは、以前に一度ミロがたまたま手に入れた猫缶を彼女にプレゼントしたことを決して忘れず、時折こうしてミロの天蠍宮まではるばるやって来るのである。ミロのほうも元来動物好きだったので、時々訪れるマヤの為に常に数個の猫缶を常備するようになった。
 ミロが自分に気づいたのを見て、猫はかろがろと石段を駆け上がって、ミロの足下まで辿り着いてみゃあと一声鳴いた。ミロは笑って地面に膝をつき、その美しい白い毛皮を撫でた。
「元気そうだな、マヤ。またメシをねだりに来たのか?」
 にゃあ、と肯定するようにまた鳴いて、マヤはその頬をミロの掌にすりつけて喉を鳴らす。ふと見ると、いつも首輪などしていないマヤの首に珍しく赤いリボンが結ばれ、そこに小さな紙片が付いていた。不審に思ってミロがその紙切れを取って広げると、そこにはお世辞にも綺麗とは言い難い大胆な筆跡のギリシャ語が踊っていた。・・・アイオリアの文字である。
 それはアイオリアがミロにあてた伝言で、内容は、シャカが暫くインドに出かけていてその間自分がマヤの世話を頼まれたのだが、折り悪く教皇の勅命が下り、数日聖域を離れなければならなくなった。故にその間マヤのメシの世話を頼む、というものだった。相当慌てていたのかそれとも持ち前の無骨さがなせる技か、よく見るとマヤの首に巻かれているのは、リボンと言うより単に細く切り裂いた赤い布きれで、おそらくそこらへんにあった自分の服でもひっちゃぶいたのだろうと思われた。
 ミロは苦笑すると、もう一度マヤの頭を撫でる。
「お前は本当に賢いなあ。アイオリアに、腹が減ったら俺のところへ行けと言い含められたか」
 マヤはその真っ青な瞳でミロを見上げて、やや非難がましくにゃあと鳴く。そんな事で感心していないで、それよりお腹が減っているのだと言っているようだ。判った判ったと言ってミロが立ち上がると、白猫はひらりとミロの肩に飛び乗ってくる。・・・少し寂しかったから、この珍客は大歓迎だ。ミロは頬に触れる綺麗な毛皮のくすぐったさに笑いながら、猫を肩に乗せたまま、自宮の奥へと姿を消した。





 天蠍宮の居間で猫缶を開けてもらったマヤは、それをぺろりと平らげた。そしてその場で満足そうに毛繕いを始める。その様子をソファで寝そべって眺めていたミロは、平和な光景に一人笑む。しばらく無心に毛繕いしていたマヤは、それを終えるとすぐに天蠍宮から出ていくかと思いきや、しばしその場に座り込んで青い瞳で辺りを見回していた。それからおもむろに立ち上がり、部屋のあちこちを覗いて回っている。
「・・・なんだお前、もしかしてアイオリアかシャカが戻るまで、ここに居座る気か」
 キッチンを覗き込んでいるマヤの白い尻尾に声をかけると、マヤは振り向いて一声。・・・どうやらそのつもりらしい。
 その後、部屋中に一通りチェック入れたマヤは、やがて納得した顔でミロの傍に戻ってくる。そしてミロが寝そべっているソファにひらりと飛び乗ると、その狭いスペースに辟易した顔をしながら、ミロの脇の下あたりに場所を定めて、そこで丸くなって落ち着いた。そんな白猫の様子に、ミロは笑う。
「半野良猫みたいな生活してる癖に、シャカもアイオリアもいないとやっぱり寂しいか」
 ミロの問いかけに、マヤは閉じかけた瞳をちらりとミロに向けるが、余計なお世話とばかりにそのまま瞳を閉じてしまう。ミロはまた笑って、マヤの小さな躰を抱き寄せて、背中を撫でる。
 腕の中の、小さな温もりが無性に嬉しい。本当に欲しいものは別にあるのはお互い様だが、それが手の内に戻ってくるまでの短い間、こんな風に小さな獣と身を寄せ合うのも悪くはない。
 窓から射し込む日差しは、ソファの上に暖かな日溜まりをつくり、まどろみを誘う。ミロはマヤの白い身体を抱え込むように抱き締めて、うとうとしながら呟いた。
「・・・早く、帰ってくるといいのになあ・・・。なあ、マヤ」
 それは、マヤにとってのシャカやアイオリアの事なのか、それとも自分にとってのあの友人の事なのか、自分でも判然としないまま、獣の温かな身体に頬を寄せて午睡に落ちた。





 その日の夕刻、約2ヶ月ぶりに聖域に足を踏み入れたカミュは、十二宮の長い階段を昇っていた。何の偶然か、常日頃に比べてやたらと無人の宮が多い。白羊宮のムウはジャミールに戻っているらしく不在、金牛宮のアルデバランもでかけており、双児宮のサガは教皇の間、カノンがいないのはいつものこと。ようやく巨蟹宮で最初の聖闘士と出会い、デスマスクに簡単な挨拶をした後に寄った獅子宮と処女宮も珍しく揃って不在。聖戦後に再び見事な花園となった処女宮の沙羅双樹の園を横目に見ながら通り過ぎ、天秤宮に老師がいる筈もなく、やがて辿り着いた天蠍宮は、主の小宇宙は感じるものの、常ならぬ静けさに満ちていた。いつもなら処女宮を出た辺りからミロの小宇宙が自分を見つけて待ちかまえているのに、今日に限ってこの静けさはどうしたことだろう。不穏な空気は微塵もなく、むしろ穏やかな小宇宙が天蠍宮には満ちている。・・・ミロにしては、珍しいことだ。
 勝手知ったる足取りですたすたと奥へ進み、プライベートエリアに続く入り口の扉を生真面目にノックする。・・・返答はない。しかし奥からは確かに主の気配がしており、カミュは怪訝な顔で静かに中に足を踏み入れる。
 気配を頼りに探すと、程なくリビングにしている一室の窓際に置いたソファの上で、平和に寝こけている宮の主を見つけた。その腕には、何故かシャカが飼っている白猫が抱かれている。マヤはカミュの気配にかすかに頭をもたげるが、肝心のミロはカミュがすぐ傍に来るまで、目を醒まさなかった。
 いくら平時とは言え仮にも黄金聖闘士ともあろうものが、他者に宮に侵入されて目を醒まさぬとは何たることだと、カミュは呆れて友人の顔を見下ろした。するとようやく、ミロがうっすらと瞳を覗かせる。
「・・・あ?・・・カミュ?」
 突然目の前に現れた友人の姿に、ミロは寝ぼけまなこできょとんとカミュの姿を見上げた。
「・・・夢かな?」
「・・・馬鹿者!しっかり目を醒ませ。気が緩みすぎているぞ、お前は」
 一喝すると、ようやく半分しか開いてなかったミロの目蓋がしっかりと開き、目の前の友人をその青い瞳に映した。
「・・・あれ。帰ってきたのか、カミュ。夢じゃなかったんだなあ」
「・・・お前な・・・」
 カミュは、帰った早々友人の暢気な姿に、思わずこめかみを押さえる。
「いくら聖戦が終わって平和とは言え、自宮に人が入っても気づかんとはとんでもないぞ!呆けるのも大概にしろ」
 開口一番叱責されて、ミロは数瞬呆気にとられていたが、やがて可笑しそうに微笑する。
「気づいていたさ、勿論。夢の中で、お前が十二宮を上がってくるのが見えた。夢か現実かはっきり判らないまま見ていたが、それでもお前でない誰かだったら、宮に近づいた時点で飛び起きていた。・・・お前だから、そのまま見ていた」
 そう言って、寝っ転がったままソファの上からカミュを見上げて笑うミロに、カミュは何と答えたものかと絶句する。暫くぶりに逢ったこの友人は、相変わらず何を言い出すのか予想もつかず、カミュはただ溜め息を落とすしかない。
 そんなカミュの素振りにミロはまた笑って、ようやく半身を起こした。するとその傍らから、白猫が抗議の声をあげてソファから飛び降りる。
「・・・あれは、シャカのところの猫だろう。何故ここにいるのだ」
 カミュの問いに、一人で窓際で丸くなったマヤを眺めながら、ミロは説明する。
「シャカとアイオリアが留守なんで、その間の食事の提供を頼まれた。マヤも俺も、お互い待ち人の帰りを待っていたと言うわけだが」
 ミロは、改めて視線を友人に戻して、微笑する。
「・・・俺の待ち人の方が、先に帰って来たな」
 そう言って、ミロは手を伸ばしてカミュの腕に触れ、額を肩先に押し当てて、笑う。
「・・・遅かったな。聖域でじりじり待ってる方の身にもなれよ、カミュ」
 その言葉に、またひとつ溜め息をついて、カミュはミロの金の髪をぽんぽんと軽く叩く。
「・・・そう言うなら、お前がシベリアまで来てもよいと思うがな」
「馬鹿を言え、いくら何でもあそこは寒すぎだ。・・・それに俺はな、本当は他のどこでもなく、宝瓶宮を護っているお前が一番好きなんだ。シベリアにいると、お前は何だか本当に氷山の一角みたいだ」
「・・・何だそれは。人を無機物扱いする気か」
 呆れて言ったカミュの言葉に、ミロはその肩先に額をあてたまま、瞳を閉じて小さく笑う。
「だってそうだろう。あそこにいる時のお前は、俺に見えないものばかり見ている」
 −−−言いながら、ミロはいつか見た、シベリアでの友人の姿を思い出す。・・・凍てついた灰白色の空と、身を切る吹雪が支配する、白い闇の世界。そこで見る見慣れた筈のカミュの赤い髪は、まるで雪の上に落ちた血痕のようだと思った。そしてそれと同色の目は、自分には見えない凍気の流れや、一つとして同じものの無い無数の雪の結晶、そんなものばかり見ていて、傍らにいてもちっとも自分の手が届かない気がした。そんなカミュも嫌いではないが、しかしやはり、手の届くところにいてくれる方がいい。
 聖域でなら・・・出会い育ったこの場処でなら、まだしも同じものを見ていられる。青い空や、風や、遠い山脈の青い丘陵、地中海の煌めく水平線・・・そんなものを。他の何処でもない此処でこそ、全てが自分の知っている姿でいてくれる気がする。
 だから自分は、『外』に住居を持つこともなく、何時でも此処で待っている。・・・『じりじり待つ』なんて、本当は性分じゃないのだけれど、こればかりはどうしようもない。
「・・・おかしな事を言う。どこにいても私は私だ、何か変わる訳ではない」
 怪訝な顔で言うカミュに、ミロは笑ってしまう。このくそ真面目な聖闘士は意外と鈍感で、漠然とした物言いではなかなか意図が伝わらない。自分がこんな性格になった原因の一端は、確実にこの友人にあると、ミロは思う。はっきり言わないと判らないのだ、この唐変木は。
「・・・つまりだな、俺が言いたいのは、俺はお前と此処にいるのが一番性に合ってるってこと。この土地も、女神も、十二宮も、そしてお前も、全て揃ってるのが俺は好きなんだ。俺にとっては、その何一つとして失えないし、だからお前が帰ってくるのをいつも待ってる。そういう訳だから、涼しくなったらさっさと帰って来いって言ってんだ」
「だから帰ってきたろう。何が不満だ」
「遅いって。去年より1週間以上遅れた!」
「・・・お前な・・・」
 呆れて言葉もない様子のカミュに、まったくこの唐変木、とまた内心でこきおろしつつ、言い含めるように相手の赤い瞳を覗き込んで、言う。
「言っておくが、俺は猫じゃない。メシさえあればいつまでも黙って殊勝に待っていると思うなよ・・・待ってる間に足りなくなるのは、腹具合じゃなく、全然別のものなんだから。お前があまり聖域に足を向けないようなら、お前の言うようにシベリアまで出向いて引きずって帰ってやるからな」
 そう言って笑ったミロの顔を見て、カミュはようやくミロの言っている事を多少なりと理解したのか、やれやれと言うように薄く苦笑を漏らす。
「・・・猫ではないと言うが、私には猫のように気儘に見えるがな」
 そう呟いて、ミロの金の髪に指を絡ませ、唇を寄せた。





 −−−後日談。
 その数日後、勅命を受けたアイオリアより先に、インドに行っていたシャカが聖域に戻った。アイオリアが書き置きでも残したのだろう、戻ったその足で、シャカは自らの処女宮を出て、無人の天秤宮を抜け、その先の天蠍宮を目指して階段をゆっくり昇っていった。その姿を天蠍宮から発見したミロが、宮の奥のソファで眠っていた白猫を呼ばわる。
「おおーい、マヤ! お前の主が帰ったようだぞ」
 途端、白猫はがばりと飛び起き、一散にミロのいる天蠍宮の入り口まで駆けてくる。そしてその青い双眸に日の光にキラキラ光る主の金の髪を映すと、また一散にその金色目指して石段を駆け下りて行った。
 嬉しげに軽々とした足取りで遠ざかっていく獣の後ろ姿を眺めながら、ミロは小さく笑う。
「・・・いいねえ、猫は。何も気にせずすっ飛んで行けるんだから」
 そう独語して、マヤの様子を目で追う。マヤは階段の途中まで上がってきた主の元に辿り着くと、うにゃにゃ、と嬉しそうに声を上げてシャカの肩に飛び乗った。シャカは慣れている様子でバランスを崩すでもなく、肩の上にやってきた飼い猫を、その細い指で撫でてやっている。
 シャカのことだから、その場で回れ右して処女宮に戻るかと思いきや、そのまままた石段を昇ってくる。少し意外な心持ちで、ミロは柱にもたれてシャカの到着を待った。
 ゆっくりとした足取りでようやく階段を昇りきると、マヤを肩に乗せたシャカは例によって目を閉じたまま、ミロにその端正な顔を向けた。
「マヤが世話になったとか。手間をとらせたようだ」
「いや、俺そいつ好きだし。楽しかったから」
 そう言って笑って見せると、シャカは手に持っていた小さな包みを、ミロに差し出した。
「つまらない物だが、土産だ。とっておきたまえ」
 それを聞いて、ミロは内心爆笑する。シャカが『つまらない物ですが』などと言って礼を差し出すとは!こいつも最近、随分変わったよなあ、と改めてミロは思う。口調は相変わらず尊大だが、私を拝めだ何だと言っていた頃が、懐かしいくらいだ。これもアイオリアの仕込みだとしたら、随分進歩したじゃないかと獅子の快挙に心の中で喝采を送る。
 ミロはシャカの差し出した紙包みを受け取り、随分と軽いそれを片手でふったりしてみる。だが、かさこそという音がするばかりで中身は想像もつかず、シャカに聞いてみる。
「コレ、中は何なんだ? まさかガンジス河の砂とか言わないよな」
「馬鹿を言いたまえ。茶葉だ。・・・それとも君は、砂の方が良かったのかね?」
 至極真面目に聞いてくるシャカに、んなわけあるか、とツッコミを入れつつ、ミロはありがたく土産を受け取った。
「インドの紅茶か、ありがたい。しかしお前も茶なんか飲むんだなあ」
「私が水しか飲まぬと言ったら、アイオリアがむきになって、茶くらい淹れて飲むのが人間の生活だと言って、せっかくインドに行くなら茶葉くらい手に入れて来いと」
「至極真っ当な意見に思えるがな。・・・で、自分で買ってきたのか、コレ?」
「うむ。よく判らないので、一番良い茶をと言ったら、これが出てきた」
「・・・へー。ちなみにお値段は」
 シャカが口にした金額は、真実目が飛び出るような値段だった。あんぐり口を開けて、ミロは手元の包みと目の前の能面のようなシャカの顔を見比べる。
「・・・おま・・・っ、いいのかそんな茶を気軽に土産とか言って渡して!」
「いらぬのなら返したまえ。・・・しかし『そんな』というが、この金額は高いのか?」
「高いのか・・・って・・・。お前ね・・・」
 はあ、とミロはため息をつく。多少の話術は心得ても、金銭感覚という至って現世的な常識は、この神に最も近い男には無縁のものらしい。まったくこの男は、聖闘士でなかったら一体どのように暮らしたのか、想像を絶する。
「・・・ま、いいや。こんな機会でもなければ飲めないシロモノだろうからな、有り難く頂くとする」
「そうか。ではな」
 あっさりそう言って、シャカはくるりと向きを変え、来たときと同じ歩調でゆっくりと階段を降り始めた。その肩から、マヤが一声、ミロに向かって鳴いた。・・・またね、とでも言うように。
 待ち人来たり。ついでにささやかな幸運をくれた白猫に、ミロは軽く手を振る。・・・マヤは、それに答えるように、その優美な長い尻尾をゆっくりと振ってみせた。









・・・うーん。落ちん・・・。
単に猫&ミロ、とゆー図が書きたかっただけかも・・・(^^;

≪2012年2月追記≫これはかなり初期に書いたので、まだ設定も固まっておらず行き当たりばったり(笑)。聖戦後、カミュがシベリアと聖域を行ったり来たりしているという設定は、この話だけです。
拙い文章だし下げようかとも思ったんですが、自分には思い出の作なので…そのまま恥曝し継続(^^;)。







モドル